1930年代後半からトミー・ドーシー楽団などで長く活躍したベテラン女性ジャズヴォーカリスト、ジョー・スタッフォード。このアルバムは彼女が1960年に吹き込んだものですが自身が原盤を引き上げたためかつて幻の名盤として知られていたものです。ロサンゼルスでの録音で参加メンバーはローレンス・ブラウン(tb)、ジョニー・ホッジス(as)、ベン・ウェブスター(ts)などデューク・エリントン楽団のメンバー、いわゆるエリントニアンに加えてラス・フリーマン、ジミー・ロールズ、メル・ルイスといったウエスト・コーストの一流ジャズメンが参加しており洗練されたスウィング感とスタッフォードの抜群の歌唱力がブレンドされた傑作アルバムです。US Original Columbia CS 8361 6eyes stereo ジャケットは経年劣化で擦れ、シミ、シール貼りがあります。盤はA-4,5で部分的にジリ、チリノイズ、B面も全体的に小さくチリ、ジリノイズが入ります。この時期のコロンビアらしいとても高音質なレコードですが少しでもノイズを気にする方はご遠慮ください。当時のカンパニースリーブ付きです。